ベネッセ、安値更新中

銘柄分析

教育・介護事業大手のベネッセホールディングス(9783)の株価が軟調です。

*ベネッセHDは2023年11月にTOBによる上場廃止を発表しました。

株価情報

株価:1872円(2023年5月26日時点)

この半年の値動きです。

3月の権利確定日直前には2000円台を回復する局面もありましたが、業績悪化を見越して再び2000円割れに。現在の株価は1872円年初来安値を更新しています。

というか、過去15年位をさかのぼっても最安値水準にあります。

ひゃはりん
ひゃはりん

どこまで下がるの・・・

今後どうなる?

こうなった最大の理由は業績の低迷です。主力のこどもちゃれんじや進研ゼミの会員数が低迷しています。国内では少子化が圧倒的な要因ですが、競争の激化もあるようです。そして海外(主に中国)でも競争激化の為会員数は振るいません。ここからは私見ですが、ベネッセは「こどもちゃれんじ」がドル箱事業だったのではないでしょうか。私も子どもが1歳の頃から加入しており毎月送られてくる知育教材やおもちゃは非常に重宝しました。子どもの発育に合わせたおもちゃが毎月届くおかげで自分でおもちゃを買う事もなく、

かずのドーナツやさんひらがなパソコンしまじろうのDVDたちには本当にお世話になりました。年会費が3万円弱(月にすると2500円位)の出費だったと記憶していますが、周囲の育児世帯もほぼみんな「こどもちゃれんじ」に加入していたように思います。

しかしながらここ数年で少子化が一気に加速し、各社が限られたパイを奪い合っている状況です。さらに2021年頃からタブレットを用いたオンライン学習サービスが急増しアマゾンやZ会、スマイルゼミなど安価なものも多く登場してきました。今も会員数NO.1ではありますが幼児向け学習=こどもちゃれんじのイメージが崩れつつあります。競合に合わせて値引きやキャンペーン展開を乱発すると利益率の低下を引き起こします。

これを打開する為力を入れている事業のひとつが介護・保育事業です。ベネッセ運営の介護施設や学童施設数は毎年増加しています。この事業で利益の大半を稼ぐようなビジネスモデルに転換していけるかどうかが今後のカギを握ると考えます。

2022年11月に100株購入しましたが絶賛含み損中です

誰もが知るサービスを展開する大企業ですので復活を信じております。

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