JT増配発表で…あの頃“ボロクソ評価”だったのを思い出した件

銘柄分析

こんにちは、本日は高配当大好きな個人投資家なら誰もが気になるニュース。
2026年2月12日に「日本たばこ産業(2914)」が2025年12月期決算を発表しました。

JTが8円増配!やっぱり強い高配当株

日本たばこ産業(2914)が、2026年12月期の年間配当を前期比8円増の242円にすると発表しました。
これで2年連続の増配。さらに株価は6,000円突破。

業績面も堅調で、

  • 売上:3兆6,970億円(7%増)
  • 調整後営業利益:9,550億円(8%増)
  • 連結純利益:5,700億円(前期比12%増) → 2年連続最高益!

紙巻きたばこの値上げ効果(フィリピン・英国など)が効いています。
販売数量は横ばい〜微減見通しですが、加熱式など非紙巻きは増加

さらに今後3年間で約8,000億円を加熱式たばこへ投資予定。
紙巻きの利益を次世代へ回す戦略です。

ちなみに市場予想(純利益6218億円・配当255円)には少し届かず。

それでもこの安定感。十分すぎます。

そういえば…2020年のJT評価、めちゃ厳しかった

ここでふと思い出して、数年前(2020年)のマネー雑誌を引っ張り出したところ、JTの評価を実施した企画を発見しました。この企画は日本を代表する高配当銘柄を、今が「売り」か「買い」かをプロが診断するというものでした。

当時のJTは、

  • 株価:2,000円割れ
  • 配当利回り:約8%

と、事業の将来性が疑問視されて売り込まれていました。

評論家の評価はというと…

日経マネー2020年10月号より
  • A氏:「市場先細り。乗り換えが賢明。」→ 売り
  • B氏:「株価が下がった結果の高配当。社名から“たばこ”外すレベルの改革を。」→ 売り
  • C氏:「頑張ってるのは認めるけど、減配の可能性あり。」→ 売り

全員ネガティブ!!

結論:『今は買いじゃない』

やっぱり、ボロクソでした。

でも未来はこうなった

その後は皆さんご存じの通り。

  • 一度は減配
  • しかし翌年には復配
  • そして現在 → 増配&株価6,000円突破
JTの2020年来の株価推移

ただし当時はコロナ真っただ中。社会も経済も先行き不透明。

なので評論家の方々も、決して適当なことを言っていたわけではないんです。

みんな懸命に未来を予測していたのよね…

未来、ほんと読めない

オリックスも当時は「売り」優勢だった

そしてもう1社。こちらも人気高配当株「オリックス(8591)」。

2020年当時のオリックスは、

  • 株価:1,200円台
  • 配当利回り:約6%

評価は…

日経マネー2020年10月号より
  • A氏:減配リスク高い → 売り
  • B氏:減配リスク高い → 売り
  • C氏:減配リスク低い → 買い

2対1でやはり売りが優勢でした。

しかし現実は、

  • 減配なし
  • むしろ増配連発(優待は廃止)
  • そして現在 → 株価5,000円オーバー
オリックスの2020年来の株価推移

……未来、ほんと読めない(2回目)。

人の意見に惑わされず(にできたらいいな)

今日の本題です。

教訓

評価を真に受けすぎると、大チャンスを逃す。

でも同時に、

もう一つの事実

評論家も、その時点では真剣に分析している。

つまり、

評論家は「答え」でなく、考えるための材料にすぎない

ということです。

最後に:投資判断は“自分の頭”で

JTもオリックスも日本を代表する優良企業ですが、

  • 将来性を不安視されて売り込まれた
  • でも見事に復活した

という共通点があります。

今回のJTやオリックスのストーリーで、改めて思い出す投資の格言があります。

「悲観で買い、楽観で売れ」

相場が不安に包まれているときほど株価は安く、みんなが強気になったときほど株価は高い。頭では分かっていても、実際にやるのはとても難しいです。

2020年当時のJTはまさに総悲観。評論家コメントも弱気一色。
でも振り返れば、あそこは“悲観の底”に近い場所でした。

逆に今はどうでしょう。

株価6,000円、増配、最高益更新、
雰囲気はかなり楽観寄りです。

もちろん、ここからさらに上がる可能性もあります。
でも格言は静かにささやきます。

「いまの空気、本当に大丈夫?」

この“自分への問いかけ”こそが、格言のいちばん大事な役割なのかもしれません。

悲観で買える人は少ない。
だからリターンが生まれるのよね。

おっ、いいね!その解釈!!

お読みいただきありがとうございました

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