こんにちは、ひゃはりんです。突然ですが、優待族にとってちょっと切ないニュースが飛び込んできました。
医薬品製造装置でおなじみの「フロイント産業(6312)」がMBO(経営陣による自社買収)を発表しました。MBOが成立すれば2025年8月末をもって上場廃止となる予定です。

優良優待銘柄が・・・
MBOって何??
MBOとは「Management Buyout」の略で、経営陣が自社株を買い取って非上場化することを指します。
今回は、「(株)友」という会社からの公開買い付けにフロイント産業の経営陣が賛同。
「応募してね♡」と株主に推奨しているということは、もう上場継続の気はなさそうです。
*「(株)友」は今回のMBOのために設立された会社のようです。
気になる公開買付価格は…
1株あたり1,085円。
株価チャートを眺めると、2019年以降はずっと右肩…というより右横ばいかやや下がり。
「最近買ったよ!」という人にはラッキーな売却益が出そうな水準です。
ただし、昔から応援ホールドしていた人には、うーん……微妙な水準かもしれません。


うちも少しは利益が出そうです
MBOに至った背景を読み解く
実はフロイント産業、業績のボラティリティが大きい会社です。医薬業界に強みを持つとはいえ、利益がブレやすく、近年は成長期待が薄れていた印象。
さらに株価も低調で、株主還元(=優待や配当)も限界に近づいていたのかもしれません。
このあたりで「もう一度、非上場でじっくり経営を立て直したい」という経営陣の思いが強くなったと思われます。
外部の目を気にせず長期視点で会社を運営したいという、よくあるMBO理由ですね。
優待は2024年8月で終了!
そしてショックなニュースがもう一つ。
株主優待制度は昨年(2024年8月権利)分をもって終了となります。
これまで100株以上保有株主を対象に年に1回1,000円分のクオカード(3年以上で2,000円分にアップ)がもらえていました。あの優待、もうもらえません…。
「年に一度のちょっと嬉しいサプライズ」がなくなってしまいました。

ずっともらうつもりだったのに…
MBOは面倒?それなら市場で売っちゃおう!
MBOに応募するには、証券会社経由で手続きが必要です。
これがちょっと面倒なんですよね。。
なので、市場価格がTOB価格(1,085円)に近づいてきたら、「さっさと市場で売却!」というのが良いと思います。
まとめ
- フロイント産業がMBOによる上場廃止へ
- 株主優待制度は廃止(もうもらえない)
- あきらめて市場売却かMBO応募へGO
- できた資金で何買う?
安定した配当とクオカードがいただける銘柄でしたので、株主としてはちょっと寂しいですが、企業の決断を尊重するしかありません。

これまでの配当と優待、ありがとうございました

次は何を買おうかな~
本日もお読みいただきありがとうございました
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