2024年3月期の決算発表を終えた所で最新の製糖業界の状況をまとめました。
ひゃはりん
甘いものには目がありません
最新業界地図
こちらが各社の決算資料から作成した最新の業界地図になります。
1位グループDM三井製糖系が圧倒的な規模になっていますが、各社資本業務提携などを画策しています。さらに生産拠点の集約はかなり進められており、今後もその流れは継続すると思われます。
製糖各社利回りランキング
同じく決算資料から最新の利回りランキングを作成しました。前回から順位が大きく変動しています。
前回1位の東洋精糖が減配となった事から5位に転落。前回最下位だった日本甜菜製糖が1位になりました。しかしながら日本甜菜製糖は不動産の譲渡益による特別利益を見込んでいる為の増配予想となっています。継続的なものではない可能性に注意が必要です。
塩水港精糖は前期の9円配当から減配予想となった為、唯一総合利回りが3%を下回ってしまいましたが、全体的に製糖業界は利回りが高くなっています。
製糖会社の優待一覧
DM三井製糖(2109)
権利月:3月末
保有株数 | 優待内容 |
100株~199株 | 1000円相当の自社製品 |
200株以上 | 3000円相当の自社製品 |
ウェルネオシュガー(2117)
権利月:3月末
株数/保有期間 | 3年未満 | 3年以上 |
100株以上 | 1000円相当の自社製品 | 2000円相当の自社製品 |
日本甜菜製糖(2108)
権利月:3月末
保有株数 | 優待内容 |
100~499株 | 1000円相当の自社製品 |
500~999株 | 1500円相当の自社製品 |
1000株以上 | 2500円相当の自社製品 |
塩水港精糖(2112)
権利月:3月末
保有株数 | 3年未満 | 3年以上 |
1000株以上 | 3500円相当の自社製品 | 5000円相当の自社製品 |
*2024年3月より長期保有条件を新設
フジ日本精糖(2114)
権利月:9月末
保有株数 | 優待内容 |
100~299株 | 1000円相当の自社製品 |
300~999株 | 3000円相当の自社製品 |
1000株以上 | 5000円相当の自社製品 |
*2023年9月より株主優待制度を再開
唯一9月が権利月となっているので要注意です。優待紹介記事無し(取得経験無しの為)。
東洋精糖(2107)
株主優待制度無し。
まとめ
前回までの利回りランキングなどは以下の記事に掲載しています。
以上、製糖業界は全体的に利回りが高く、まだまだ生産や資本効率に向上の余地があると考えています。国策的にさまざまな制度で守られている点も良いと思える業界です。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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