日本のモノづくりを支える容器のプロ「ホッカンホールディングス」を紹介します。
株価&優待情報
【株価】1,336円(2022年3月14日時点)
【配当利回り】3.37%
【優待内容】100株で3000円相当の缶詰製品
【100株保有時の配当+優待利回り】5.61%
優待内容はちょっと豪華な缶詰セットとなっており個人投資家に人気の銘柄です。
ホッカンHDって何の会社?
ホッカンHDは主に容器事業、充填事業、機械製作事業、海外事業を行っており、以下のグループ企業で成り立っています。
・北海製罐(株)
食品、飲料などの空缶、PETボトルなどのプラスチック容器の開発、生産、販売をする会社
・(株)日本キャンパック
飲料を空缶やPETボトルに充填する事業会社
・オーエスマシナリー(株)
金型や製造機械などの機械メーカー
・PT.HOKKAN DELTAPACK INDUSTRI
インドネシアでの海外事業
容器事業
ここからは2022年3月期の第三四半期時点での数字を比較していきます。
売上高249億(構成比39%)、営業利益マイナス3億
充填事業
売上高270億(構成比42%)、営業利益29.8億
機械製作事業
売上高17.4億(構成比2.7%)、営業利益マイナス0.83億
海外事業
売上高93億(構成比14.4%)、営業利益6.86億
*その他事業・・・売上高12億、営業利益マイナス0.16億
いくつかの事業内容、稼ぎ頭は?
以上のようにホッカンHDは容器を作るだけでなく充填事業などを展開する事で、不調の事業をカバーしています。
【セグメント毎の営業利益率(2022年第三四半期時点)】
・容器事業「0%」
・充填事業「11%」
・機械製作事業「0%」
・海外事業「7.4%」
容器事業は数年前から利益をあまり生み出せていない状況。
機械製作事業は年によって利益がバラバラ。
海外事業は伸びしろのある事業だがまだ安定性がない。
以上より毎年8~10%程度の営業利益率をたたき出している充填事業が稼ぎ頭である事は明白です。
今後の見通し
容器事業は原材料高(アルミ、鉄鉱石、石炭・・・)で利益を圧迫しています。加えて少子高齢化により国内市場の頭打ち感があります。
充填事業は利益率が高く、飲料メーカーの好不調に左右される可能性はあるものの今後も安定した収益を得られると予想します。
海外事業は脱プラの動き(金属容器には追い風、PETボトルは苦戦)などはあるものの成長性があります。
海外事業で営業利益の3割程度を稼げるようになれば投資し甲斐のある銘柄と考えます。(現在は2割程度)
しかしながら3月末の権利確定直前でこの株価というのは稀に見る低価格帯であるのも事実です。悩みますね・・・
う~ん、缶詰セット欲しいニャ~!じゅるり・・・
ちょっと!優待につられないでよく考えて投資してね!
個人的には1300円台は“買い”です!
今後に期待のホッカンホールディングスを紹介しました!
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