株主優待導入タイミングは予測可能？

「あの優待銘柄、もっと早く買っておけば良かった…」なんて思う事はありますよね？最近株式上場した塊力屋やトライアルは上場前から消費者の知名度が高く、競合他社と同様に株主優待制度の導入が期待されています。いつ頃優待制度を導入するのでしょうか…。類似企業の優待新設事例から推測できるのでしょうか。

ラーメン系優待

類似の外食（ラーメン）企業の上場～優待新設発表タイミングは以下です。

ギフトホールディングス（9279）

町田商店を展開する企業です。

上場の翌々月には優待新設を発表しました。

力の源ホールディングス（3561）

一風堂を展開する企業です。

こちらは上場から一ヶ月と経たないうちに新設を発表しています。

丸千代山岡家（3399）

山岡家を展開する企業です。

こちらは上場から1年以上経過してから優待新設を発表しました。いずれにしても外食企業は優待導入率が高く、塊力屋も近いうちに優待を新設するかもしれません。

ディスカウントストア系優待

類似の小売（大型ディスカウント系）企業の上場～優待新設発表タイミングは以下です。

ジェーソン（3080）

ディスカウントストア「ジェーソン」を展開する企業です。

パン・パシフィック・インターナショナルHD（7532）

ドン・キホーテなどを展開する企業です。

いずれの企業も上場してから10年以上優待制度が存在しませんでした。流通小売業界はそもそも優待を実施していない企業もあり、早期の導入可能性という点では五分五分といったところでしょうか。

トライアルは独自のプリペイド式カードシステムをスマホアプリへ変更しました。「スマートショッピングカート」と呼ばれる買い物カートと連携させてスムーズな会計を実現するなど、業界に先駆けてDXを推進しています。自社ポイント制度やDXに力を入れている事から株主優待制度には早期に取り組む期待もあります。

株主優待制度はその時々の企業の戦略や目的によって大きく変わりますので、同業他社の情報はあまり当てにならないかもしれません。あくまでも参考程度で…。