最近、株主優待銘柄を物色していて、ちょっと気になる銘柄があります。
それが、

大豊建設です
調べてみると、
配当よし。
優待よし。
長期保有でさらによし。
しかも投資額はそれほど大きくない。
という、なかなか面白い銘柄です。
一方で、「ここはちょっと気をつけたいな」というポイントもあります。
今回は、そんな大豊建設を投資候補としてチェックしてみました。
麻生グループの連結子会社
大豊建設は土木・建築を手掛ける建設会社です。2022年から、株式会社麻生の連結子会社となっています。
もともと大豊建設と麻生グループは、資本業務提携を通じて、事業エリアの拡大や維持修繕、防災・減災分野などでのシナジーを目指していました。
個人的に、この「麻生グループ入り」は結構面白いポイントだと思っています。
そして、建設会社を見るうえで無視できないのが、政府による国土強靱化政策です。政府は(骨太方針2026)にて、防災・減災・国土強靭化の推進を掲げています。


2026年の国土強靱化年次計画でも、防災・減災やインフラの老朽化対策、流域治水などが重点的に進められています。
もちろん、「国土強靱化=大豊建設の業績アップ!」と単純に考えるわけにはいきませんが、防災・減災、インフラ老朽化対策などの公共投資が続く環境は、建設会社にとって追い風になり得ます。
大豊建設にも、その恩恵が及ぶ可能性はあるのではないかと考えています。
配当利回りは約4.6%
また投資銘柄として目につくのが配当です。2027年3月期の会社予想配当は1株38円。
2026年9月18日の株価831円を基準にすると、配当利回りは約4.6%です。

なかなかいいね
1単元(100株)の投資額は約8万円台。年間配当は3,800円です。
「8万円ちょっと投資して、毎年3,800円の配当」
と考えると、なかなか悪くありません。

そして、ここに株主優待が乗ってきます。
年2回のQUOカード優待
大豊建設は2025年3月期から株主優待制度を導入しています。
100株保有なら、
- 1年未満:QUOカード500円
- 1年以上:QUOカード1,000円
- 3年以上:QUOカード1,500円
という内容。
しかも、3月末・9月末の年2回です。
そして100株を長期保有すると、
1年未満
500円×2回=年間1,000円
1年以上
1,000円×2回=年間2,000円
3年以上
1,500円×2回=年間3,000円
となります。
100株を3年以上保有すれば、
配当3,800円+QUOカード3,000円=年間6,800円相当
なので、総合利回りは約8.2%となります。
| 保有株数 | 1年未満 | 1年以上 | 3年以上 |
| 100株 | 500円分 | 1,000円分 | 1,500円分 |
| 500株 | 1,000円分 | 1,500円分 | 2,500円分 |
| 1,000株 | 1,500円分 | 2,500円分 | 5,000円分 |
ただし……9月権利落ちは要注意
ここで、ちょっと気になるところ。
大豊建設は中間配当がなく、配当は期末一括配当です。そのため、3月の期末に配当権利落ちが集中します。
9月末にはQUOカード優待の権利があります。つまり9月は、「配当はないけど、QUOカードの権利だけがある」という状態です。
それでも、優待権利落ちのタイミングでは株価がそれなりに下がることがあります。
実際、昨年(2025年9月)は、権利付き最終日直前の9月26日終値が868円だったのに対し、権利落ち後の9月29日は829円。
39円の下落となりました。
100株なら約3,900円。
1年未満の9月優待はQUOカード500円ですから、
「QUOカード500円をもらうために、株価が3,900円下がった!」
と考えると、ちょっとテンションが下がりますよね。。
(長期投資目線なら気にしなくてもいいかもしれませんが)
今買うか、権利落ちを待つか
ここが最も悩ましいところです。
現在の株価は830円前後。100株なら約8万円なので、投資額そのものはそれほど大きくありません。
9月優待を取りに行くなら、今買って権利を取るという選択肢もあります。
一方で、
「どうせ9月権利落ちで下がるかもしれないなら、権利落ち後まで待つ」
という考え方もアリだと思います。
過去の値動きを見る限り、少なくとも2025年は権利付き最終日前後で大きく動きました。
このあたりは、
「優待を取りに行くか、安く買うことを優先するか」
の二択となります。
私自身、まだ決めかねています。
なんとなく「ダイキョーニシカワ」を思い出す
この銘柄を見ていて思い出したのがダイキョーニシカワです。
以前、ダイキョーニシカワもQUOカード系の優待を実施していて、「配当もしっかりあるし、優待もあるし(しかも長期で増えるし)、100株数万円程度で買いやすい」というタイプの銘柄でした。
その後、残念ながら株主優待制度は廃止。
ただ、私は現在も保有しています。
なぜなら、優待がなくなった=会社そのものがダメになった訳ではないからです。
株主優待投資をしていると、「優待があるから買う」ことは多いのですが、本質的には、「優待がなくなっても持っていられる会社なのか?」という視点が重要なんだろうと思います。
大豊建設についても同じで、QUOカード優待は非常に魅力的ですが、QUOカードは会社の本業と直接結びついた優待ではありません。

将来的な廃止リスクは考えておいた方がよさそうです
これから建設需要や国土強靱化関連の需要を取り込みながら、「優待がなくなっても会社そのものに投資妙味がある」状態になることを期待しています。
まとめ
大豊建設をまとめると、
- 麻生グループの連結子会社
- 防災・減災、国土強靱化関連の公共投資が追い風になる可能性
- 配当+優待の総合利回りは長期保有でかなり魅力的
- 優待廃止リスクは(当然)ある点と権利落ちには要注意
大豊建設(1822)
株価:831円(2026年9月18日時点)
配当利回り:4.57%
優待利回り:1.20%(3年以上で3.61%)
総合利回り:5.77%(3年以上で8.18%)
8万円程度から始められて、配当をもらいながらQUOカードも年2回。しかも長期保有すれば優待が育っていく。
こんな銘柄、ひゃはりん的には、

大好物です><
お読みいただきありがとうございました

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